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dポイント…それは垢抜けたドコモポイント

      2018/01/03



最近やっと寒くなってきて、それらしい気温になりました。

今回は、2015年12月1日から始まる、dポイントについて。

Contents




01.「ドコモポイント」から「dポイント」に進化

02.メリットとデメリット

03.dポイントの意図と今後




 

 

01.「ドコモポイント」から「dポイント」に進化

dポイントとは、ドコモ利用で貯まっていたドコモポイントが、ドコモユーザーでなくても使える&貯められるようになって、名前が変わったもの。

2104年5月に始まったau wallet、そして2104年7月にはSoftBankがTポイントと提携し、携帯会社のポイントが、それぞれ実店舗で使えるようになった。

そして最後にdocomoもdポイントとして、同様に実店舗でも使えるようになった。

特徴は、docomoのケータイを使っていなくても、誰でもdポイントを貯めて使えます。

ドコモユーザーはこれまで、機種変更か修理代金などにしかドコモポイントは使えなかったが、2015年12月よりTポイントやPontaのように、コンビニやその他実店舗でも使えるようになる。

特に家族全員でドコモユーザーで、ドコモポイントがめちゃくちゃ貯まっているという方には特に朗報だと思う。

私は現在1,700P程度しか貯まってないが、今回の進化により積極的にdポイントを貯めようと考えている。

 

 

02.メリットとデメリット

ドコモポイントがdポイントとなり、全体的には良くなったと感じているが、デメリットもある。

02−1.メリット

・docomoユーザー以外も、貯めて使える

・docomoの機種代金や修理代金以外にも、月々の請求額や、その他実店舗でも使える

・au walletのように、提携カードで決済しなくてもポイントが貯まる


従来のドコモポイントと比べた場合、かなり大きな進化だと思う。

しかし、従来からあるようなTポイント等と比べれば、現段階では特筆するメリットはなく、これでやっと普通のポイントとして使えるようになったという感じ。

 

02−2.デメリット

・ポイント還元率の改悪

・docomo使用年数によるユーザランクの改悪


現時点で目立つデメリットはこの二つでしょう。

ポイント還元率は、

1P = 1.08円
1P = 1.00円

に変更となります。

しかし使いみちが機種代と修理代しかないよりは、お金に近い形で使えるようになったので気にならない。

使用年数によるユーザーランクは、現docomoユーザーにとってもポイントが共通化されたことの方がメリットは大きいと思うので、これは許容できる方が多いと思う。

また、これは個人的な意見だが、


・Tポイントと発音が似ている

 

・ロゴがビーツと似てる

251283758-1431539796_ldポイントのロゴ

140601_beats-audioBEATSのロゴ

 

・カード券面ががアメックスのスカイ・トラベラー・カードに似てる

indexdポイントカード

 

51eYmMdHDLL._SL500_AA300_スカイ・トラベラー・カード


こんな感じなので、ここら辺はもう少し頑張って欲しいと思った。

まぁこれはデザイン面なので、機能や使い勝手には全く影響はないが。

全体的には、元からdocomoユーザーは多いですし、とても良いサービスになっていくと考えています。

 

 

03.dポイントの意図と今後

このサービスが開始になると知って、「ドコモはなぜ、ポイントを使わせたがるのだろう」という疑問が湧きました。

元からのポイント会社であるTポイントやPontaは、我々の個人情報や共通サービス、そしてカンバンをレンタルさせるということで加盟店からお金をもらっている。

そのために、当然ポイント提携先や加盟店数増やし、顧客を囲い込む事が戦略と利益になる。

顧客が増えれば、さらに提携したがる企業も増えるから。

また同じ様にポイントが貯まる家電量販店やドラッグストアは、売っているものは競合他社と全く同じなので、ポイント付与などを含めたサービスで争っている。

 

しかしdocomoは違っていて、電波会社という本業があり、設備も自前。

付加価値も独自につけられるので、いわばメーカーの様なポジション。

そのため、ポイントはユーザーにお得感を感じてもらうためのおまけ程度で、docomoにとってのドコモポイントは、現金と同様な扱いになるため、むしろ使われない方が得なんじゃないかと思っていました。

そこで調べてみたところ、以下のようなことがわかりました。


・企業が発行したポイントは、現金のように扱われる

・docomoが発行して、現在使用可能なポイント数の合計は約1,700億P

・この有効ポイントを全員が一気に使うことを想定し、常に同等の現金1,700億円を手元に用意しておかないといけない(引当金)


つまり、使われていないドコモポイントが溜まりすぎてdocomo側が困っている。

それで、出口を増やして一気に使わせようという狙い。

もう一つの狙いは、新規顧客の獲得。

docomoユーザーでなくても貯めて使える様にした事、そしてユーザーランクを見れば明らか。

スクリーンショット-2013-08-06-12.02.21旧ドコモポイント(ドコモプレミアクラブ)のユーザーランク

 

img_01現行ドコモポイント(ドコモプレミアクラブ)のユーザーランク

 

150513_032015年12月開始のdポイント(dポイントクラブ)のユーザーランク

 

過去には、docomoを5年以上使っていればランクアップしていたが、dポイント変わると倍の10年以上使わなければ次のランクには上がれない。

ポイント付与金額と付与率も、

100円 = 1P
1,000円 = 5P

となっており、切り捨てられる金額も増え、付与されるポイントも半分。

最高ランクも、使用年数ではなくゴールドカードを契約しているかどうかのみになっているので、docomoユーザーからすれば、長期顧客の優遇を無くし、ポイントも与えないという行為に不満が爆発し、ポイントプログラムの改善を行なった経緯があります。

しかしこれからdポイントを使ってみようという人にとっては、15年経たないとランクが上がらないということもなく、ゴールドカードさえ契約すれば即トップステージという優越感も味わえる。

おサイフケータイが必須ではない事も、iPhoneユーザー、格安SIMユーザーなども取り込もうという狙いの表れだと思います。

今後は、docomoユーザー以外でもこのポイントを利用する人が増え、Tポイント、Ponta、楽天ポイントに肩を並べ、dポイントがポイント四天王の一角になっていくと思っています。

以上です。

自社の思惑もいろいろとあるとは思いますが、近年のdocomoから出てきたサービスの中では、珍しくユーザーにメリットが多いと感じられるサービスだと思います。

私自身もdカードを申し込み、dポイントを積極的に貯めてみるつもりです。


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